#01 / 開発経緯 開発のきっかけ
本装置は医師からの提案で開発がスタートしました。
ご提案頂いた医師は過去に大量出血した症例を数多く経験され、ときには患者さんを失うこともありました。その経験から、「安全で使い易い装置があれば患者さんの命が助かったのではないか」と開発を決意され、メテクへの提案がありました。
医師の強い思いを受けて、メテクも開発を決意し、共同開発がスタートしました。

#02 / 開発姿勢 医師の相棒を目指して
加温ハイフロー輸液ポンプは大量出血した患者さんや出血リスクの高い患者さんに使われる装置です。我々も医療従事者の一人として患者さんの事を考え、装置が医師の相棒として活躍する姿を思い描きながら日々開発しました。
開発のために治療現場に赴き、どういったシチュエーションでどう使われるのか、医師と議論することもありました。(左図)(上図)

#03 / 開発で困難だったこと チームで超えた困難
筐体のデザイン・色から各部品の構造や配置に至るまで1から自分たちで設計しました。困難な課題も多くありましたがソフト、電子、機械それぞれの専門家が知識、経験をもとに、アイデアを出し合い解決しました。特に重要な加温部はトライ&エラーの繰り返しにより課題を乗り越え技術の確立に至りました。
そして自分達が開発した装置が製造ラインに並び、製造へとバトンを繋ぐ事ができました。

#04 / 製品完成 製品出荷
メーカーとして新製品の出荷は一大イベントです。
初出荷はこれまで携わっていただいた方全員で喜び、「いよいよスタートするぞ」という期待と緊張が入り混じる思いを経験しました。
チームメンバと一緒に汗をかいて、一緒に喜びました。

#05 / 得られた成果 ものづくりの感動
患者さんの横に装置が設置されたとき、改めてメテクは医療機器を作っているという、言葉で表せない胸に迫るものがありました。特に何の問題もなく使えたことを医師と喜び・安堵しました。医師と共に ものづくりの感動を経験することができました。
